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ソーシャルサポート

看護の現場でもプライベートでも、なにかと「悩み」はつきません。

悩んでいると先が見通せず、もやもやとした気分になることもあります。

しかし、「悩み」は視点を広げたり、行動を変えたり、悩む前より成長した自分になれる機会です。

また「悩み」は一人で乗り越えるより、人の支えがあったほうがうまく解決すると考えられています。

胸にかかえていることを人に話す、心に背負った荷物を話す(離す)ことをソーシャルサポートと言います。

人に話すことで4つのサポートが得られると言われています(House, J. ,1981)。

1つ目は、愚痴を聴いてくれたり共感してくれたりといった情緒的な支援。

2つ目は、困っていることを実際に手伝ってくれるなどの道具的な支援。

3つ目は、問題解決に向けた情報の提供など情報的な支援。

4つ目は、今の自分を客観的にフィードバックしてもらえるといった評価的な支援です。

人に相談することは弱いからでなく、人としての「強さ」です。

頼れる人間関係やその場を広げておくことをおすすめします。

House, J. (1981). Work stress and social support. Reading, MA : Addison-Wesley