「ナースにこそケアをwith」は、このたび2周年を迎えることができました。代表理事の石です。いつも皆さまの温かい応援、そしてご支援に心より感謝申し上げます。
私の活動を通して2年でのべ180名以上の看護師や学生、セラピスト、医療従事者のみなさんから、仕事やプライベートの不安やストレス、悩みをお聞きする機会をいただいてきました。
「自分の気持ちを素直に語れた」「自身の取り組みを認めることで希望が見えてきた」「1人で悩んでいたけれど、相談して楽になった」といった声をいただくたびに、私がこの場所を作る意義を強く感じています
皆様から寄せられた声には、「仕事での不安やイライラ、諦めの気持ちが強かったですが、これまで自分がやってきたことを認めることができホッとしたり、これから少しずつでもやれることを見つけていこうという希望が出てきました。」
「職場で悩みを話せる場所がなかったので、今回ゆっくり聞いてもらえとても嬉しく心強かったです。できていない面に目が向く癖がありますが、できているところや今の職場の良いところを教えて頂き、違う目線で客観的に見てもらうことも大切だなと思いました。」
「 自分自身のこれまでもやもやしていた感情がどこにあるのか客観的に可視化していただけたので、もやもやの霧が晴れてきて、次の道が見えてきたような感覚です。例えば難しい問題の解き方が分かった時の感覚と似ています。」
「看護職者たるものこうで「なければならない論」という理念に自らを縛って苦しくなっていた面にも気付くことができました。もっと自由で、自分の人生の主導権を手放さず幸せになりたいと思っていいんだ、と思うことができました。」というお言葉をいただいております。
看護師の皆さまが抱える複雑な悩み、そして「こうでなければならない」という強い責任感に囚われてしまう現状に寄り添い、少しでも支えになれればと活動を続けています。お話をうかがい、自己を客観的に見つめるお手伝いができたこと、そして他者との関係性を可視化することで問題解決の糸口を見つける支えができたことを誇りに思います。
さらに、心理教育やキャリア支援、学術活動にも引き続き力を入れていきたいとおもいます。これからも、看護師が自身の気持ちや考えを整理し、職場や生活の中で新しい希望を見出せるよう、心からのサポートを提供していく所存です。
また来年2月には、私自身の起業までのプロセスを振り返り、ワークショップを通じて「看護師を支えたい」という思いを持つ方々と学び合う機会を設ける予定です。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
ナースにこそケア
一般社団法人 with 代表理事 石 葵(せき あおい)