先日、神戸で開催された第87回に日本心理学会に参加しました。
人から感謝されると、自分も嬉しい。
嬉しいのは感謝される側だけでしょうか?
シンポジウムで「感謝は、される側よりする側に効果が高い」というところが気に掛かり調べてみました。
「感謝」は感謝する人の健康や幸福感に好影響があるようです。
感謝することが、感謝している人自身の幸福感を高めることが研究で示唆されています。
たしかに人に感謝したとき、自分も朗らかな気分になるように思います。
また、単に気分がいいだけでなく、他人のために行動することを促すといったことにも効果があるそうです。さらに近年のストレスの研究によると、感謝を受けるだけではなく、感謝することによってストレスは低減するようです。
人と人との間にあるコミュニケーション、ポジテイブにもネガテイブにも互いに影響するんですね。
いずれにしても「感謝する気持ち」は持ち続けていたいですね。
Emmons, R. A., & McCullough, M . E. (2003). Counting Blessings versus Burdens:An experimental investigation of gratitude and subjective well-being in daily life.Journal of Personality and Social Psychology,84(2), 377-389.
Emmons,R.A. , & Shelton,C.M .(2005). Gratitude and the Science of Positive Psychology. In Snyder,C.R.,& Lopez,S.J.(Ed.),Handbook of Positive Psychology. pp. 459-471,NY,Oxford Univ. Press.