お休みを利用し、二人の娘とエジプトへ行ってきました。
多くの遺跡やピラミッド、人懐っこいエジプシャンたち。
なかなか思い出深い旅になりました。
なかでもエジプト出国の時の出来事が心に残っています。
出国審査の長い列に並んでいると、ヒシャブをつけた若い女性が一人で2か月の赤ちゃんを抱き、スーツケースを押している。
「お手伝いします」と声を掛けましたが「大丈夫です」と遠慮がちの笑顔。
そばで赤ちゃんをあやしていると近くの男性が何やら一番前へ行くことを進めていました(英語か何語かも分かりませんが・・・)。
女性は遠慮していましたが、前の方の別の男性も先に行けるよう列に並んでいる人へ説明し、彼女は一番前まで行けました。
誰も嫌な顔せず、どうぞどうぞとばかり彼女が通れるように道を空けていました。
列にはアラブ系の方、英語圏以外のヨーロッパの方など個人で旅行やビジネスで出国する外国人ばかりでした。
皆さん快く状況を理解し女性に前へ行くことをすすめ、順番を譲っていました。
「優先レーン」はなかったものの、誰に何を優先させるべきか共通した思いがあるのだと感じました。
さて、日本ではどうだろう?