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枠組みに捕らわれる

先日、中学生の子供を持つ友人と思春期の子育ての事を話していて、自分の子育てのことを思い出しました。

今は成人し独立しましたが、我が家には3人の子供がいます。

上の二人は早くからスポーツをしていて、小中高大とそれを続けていました。

朝練に始まり、昼練、放課後の練習と、練習と試合づけでした。

休むこともなければ病気もしない、元気な子供でした。

しかし、末っ子は読書が好きで、スポーツをするでなく興味も次々と移っていっていました。

そして、思春期に差し掛かったとき、朝になると頭が痛いと一時登校ができなくなりました。

「学校に行けなって!どうしよう・・・」。

私が小さい頃は皆勤賞があり、学校を休まないのは当たり前。

なんでも続けるのが当たり前。

しかし、ほんとうにそうなのか?

もしかしたら、そんな世間の価値観にとらわれていないか?

子どもをそんな型にはめ込もうとしていないか?

型にとらわれ、それから外れたことに危機を覚えていたと思います。

その型にはめて、無理やり学校に活かしても誰も幸せにならなかったことでしょう。

型にはめてとらわれても中身がなければ意味がない。

自分自身と他者の価値観を一度崩して受けなおし、とらわれを超越する。

一度、とらわれているものを自分で外してみる。

そりゃ、子供心身の健康が一番。

ふり返り、古い価値観を外し新しい価値観を獲得する機会だったかなと思います。

とらわれから一歩踏み出す、いつでもその気持ちを忘れないでいたいですね。